ろんぶんあつめ
宇宙の冷たさで電力生成

Electricity Generated From the Night Sky

発表: 2026/2/27#テクノロジー

宇宙の冷たさで電力生成

宇宙の冷たさを利用した発電装置

カリフォルニア大学デイビス校のエンジニアたちは、宇宙の冷たさを利用して夜間に電力を生成する装置を開発しました。この装置は、特別なタイプのスターリングエンジンを使っています。スターリングエンジンは、温度差を利用してエネルギーを生み出す装置です。 このシステムは、地面の温かさと宇宙の冷たさを結びつけています。日が沈むと、地面は冷え始め、上空はさらに冷たくなります。この温度差を利用して、機械エネルギーを生成します。この技術により、夜間でも電力を作ることができる可能性があります。 この発見は、エネルギーを効率的に利用する方法を増やすことに役立ちます。特に、夜間に電力が必要な場所での活用が期待されます。新しいエネルギー源として、環境にも優しい方法です。 しかし、まだ解決すべき課題もあります。この技術がどのように実用化されるか、今後の研究で確認する必要があります。

わかったこと!

宇宙の冷たさを利用して夜間に電力を生成する装置が開発された。

まだ わかっていないこと

この技術の実用化に向けた課題がまだ残されている。

出典(しゅってん)

Tristan J. Deppe, Jeremy N. Munday. Mechanical power generation using Earth’s ambient radiation. Science Advances, 2025; 11 (46) DOI: 10.1126/sciadv.adw6833

保護者の方へ(研究の背景と補足)
スターリングエンジンは、1816年にロバート・スターリングによって発明されたエンジンで、外部からの熱源を利用して動力を得る仕組みです。今回の研究で使われているスターリングエンジンは、地球と宇宙の間の温度差を利用するというユニークな応用です。この技術は、熱力学の第二法則に基づいており、エネルギーは高温から低温へと流れる性質を持っています。この性質を利用して、夜間の冷たい宇宙空間と地面の温度差からエネルギーを取り出すのです。 この技術は、再生可能エネルギーの分野で新たな可能性を示しています。たとえば、太陽光発電は昼間にしか電力を生成できないという制約がありますが、この技術を使えば夜間にも電力を供給できる可能性があります。さらに、地球のどこでも宇宙の冷たさを利用できるため、特に電力供給が不安定な地域での利用が期待されます。 この研究に関連する技術としては、ラジエーター冷却やヒートポンプがあります。これらも温度差を利用して効率的に熱を移動させる技術で、日常生活では冷蔵庫やエアコンに応用されています。子供が「どうして宇宙はそんなに冷たいの?」と聞いてきた場合、宇宙空間は大気がほとんどないため、熱が逃げてしまい、非常に低温になると説明できます。

おなじカテゴリの きじ