ろんぶんあつめ
天の川銀河の周りの謎

Giant Cosmic Sheet Surrounds the Milky Way

発表: 2026/3/6#宇宙

天の川銀河の周りの謎

天の川銀河の周りに巨大な構造がある

天文学者たちは、天の川銀河の周りにある銀河が、なぜ私たちの銀河から遠ざかっているのかを長い間不思議に思っていました。最近の研究で、私たちの銀河は巨大で平らな物質のシートの中に位置していることがわかりました。このシートの周りには、大きな空間が広がっています。この隠れた構造は、暗黒物質(あんこくぶっしつ)と呼ばれる目に見えない物質によって支配されています。暗黒物質は、重力の力を調整し、近くの銀河が外側に漂流できるようにしています。この発見は、私たちの周りにある銀河の動きの理由を説明する重要な手がかりとなります。

わかったこと!

天の川銀河は巨大な物質のシートの中に位置していることがわかった。

まだ わかっていないこと

暗黒物質の正体についてはまだわかっていないことが多い。

出典(しゅってん)

Ewoud Wempe, Simon D. M. White, Amina Helmi, Guilhem Lavaux, Jens Jasche. The mass distribution in and around the Local Group. Nature Astronomy, 2026; DOI: 10.1038/s41550-025-02770-w

保護者の方へ(研究の背景と補足)
天の川銀河やその周辺の銀河の動きに関する最近の研究は、宇宙の大規模構造に関する理解を深める重要な一歩です。暗黒物質は、宇宙の質量の約27%を占めるとされ、直接観測できないため、その存在は重力の影響を通じて推測されます。この研究では、天の川銀河が巨大で平らな物質のシートに位置していることが示され、これは「宇宙の大規模構造」として知られるものの一部です。これらの構造は、フィラメント、ボイド(空虚)、銀河団といった形で宇宙全体に広がっています。 暗黒物質の概念は、1930年代にフリッツ・ツビッキーが銀河団の運動を説明するために提唱しました。彼は、観測された銀河の動きが、見える物質だけでは説明できないことを示しました。それ以来、暗黒物質は宇宙の進化や構造形成を理解する上で重要な要素とされています。 子供に「どうして暗黒物質は見えないの?」と聞かれたら、暗黒物質は光を吸収したり反射したりしないため、通常の望遠鏡では見ることができないと説明できます。しかし、その存在は銀河の動きや重力レンズ効果などを通じて間接的に確認されています。重力レンズ効果は、光が重力によって曲がる現象で、暗黒物質が存在する場所の手がかりを与えてくれます。

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