
Ultra-Fast Pulsar Found Near Milky Way Core
発表: 2026/2/17#宇宙
銀河の中心での新発見
超高速パルサーが見つかりました
天の川銀河の中心部で、科学者たちが新しい発見をしました。それは、射手座A*という超大質量ブラックホールの近くで、8.19ミリ秒ごとに回転する超高速パルサーです。パルサーは、宇宙の時計のように正確に時間を測ることができる星です。この発見は、強い重力がある場所での時空の動きについての理解を深める手助けになると考えられています。パルサーがどのように動いているのかを調べることで、宇宙の仕組みについて新しいことがわかるかもしれません。これは、私たちの銀河についての理解を広げる重要な発見です。
わかったこと!
射手座A*近くで超高速パルサーが発見された。
まだ わかっていないこと
強い重力下での時空の挙動についてはまだ不明な点がある。
出典(しゅってん)
Karen I. Perez, Vishal Gajjar, Slavko Bogdanov, Jules P. Halpern, Paul B. Demorest, Steve Croft, Matt Lebofsky, David H. E. MacMahon, Andrew P. V. Siemion. On the Deepest Search for Galactic Center Pulsars and an Examination of an Intriguing Millisecond Pulsar Candidate. The Astrophysical Journal, 2026; 998 (1): 147 DOI: 10.3847/1538-4357/ae336c
保護者の方へ(研究の背景と補足)
パルサーは高速で回転する中性子星であり、その高精度な周期的な電波信号から「宇宙の灯台」とも呼ばれています。中性子星は、超新星爆発の後に残った非常に密度の高い天体で、地球の質量の数倍を半径わずか10キロメートルほどの範囲に集中させています。このような高密度のため、非常に強い重力を持ちます。今回の発見である超高速パルサーは、特にミリ秒パルサーと呼ばれるもので、1秒間に数百回も自転することができるため、非常に正確な時間計測が可能です。これが「宇宙の時計」と呼ばれる所以です。
天の川銀河の中心には、射手座A*という超大質量ブラックホールが存在します。このブラックホールの周囲は非常に強力な重力場が形成されており、一般相対性理論の極限を試す理想的な場所です。パルサーのような天体は、こうした極端な環境での重力の影響を測定するための貴重なツールとなります。特に、ブラックホールの近くでのパルサーの動きは、時空の歪みや重力波の影響を直接観測する機会を提供します。これにより、アインシュタインの理論をさらに検証し、新しい物理の発見につながる可能性があります。
また、日本では鹿児島県のVERAプロジェクトなどが、銀河系内の天体の位置や運動を高精度で測定しており、こうした研究は銀河の構造やダイナミクスを理解する上で重要な役割を果たしています。