日本のカタツムリの殻が左巻きか右巻きかを決定する遺伝子が発見されました。これにより、私たちの体の「利き手性」を理解する手がかりが得られるかもしれません。

この研究は、イギリスのノッティンガム大学と日本の東北大学の研究者たちによって行われました。彼らは日本に生息する野生のEuhadra(エウハドラ)カタツムリを対象に、ある個体が他の個体の鏡像となる理由を調べました。

研究チームは、カタツムリの殻の巻き方向を決定する遺伝子として、古くから存在する多型(たけい)であるmyosin I a/bを特定しました。この遺伝子は、カタツムリの殻が左巻きか右巻きかを決定する鍵となることが示されました。具体的には、この遺伝子の変異が殻の巻き方向に影響を与えることがわかりました。

この発見は、カタツムリだけでなく、私たち人間の体の左右非対称性の理解にもつながる可能性があります。体の「利き手性」は、心臓の位置や内臓の配置など、生命の基本的な構造に影響を与えるため、非常に重要です。

今後の研究では、この遺伝子が他の生物の左右非対称性にも影響を与えるかどうかを調べることが期待されています。