培養されたマウスの筋肉を使って、小型ロボットがジャンプや泳ぎ、歩行、物をつかむといった多彩な動きを実現しました。これは、筋肉の量だけでなく、筋肉と人工構造の相互作用が重要であることを示しています。
この研究は、スイスのETHチューリッヒで行われました。従来、培養された骨格筋組織は収縮するものの、その動きは非常に微細で、ほとんど目に見えないことが課題でした。特に、生体筋肉を利用して動くバイオハイブリッドロボットにとって、この微細な動きは大きな障害となっていました。
研究チームは、筋肉の量だけでなく、筋肉と人工的な骨組みの相互作用が動きに大きく影響することを明らかにしました。具体的には、筋肉と骨組みのデザインを共同で最適化することで、大きな動的変形を可能にしました。このアプローチにより、小型ロボットがジャンプや泳ぎ、歩行、物をつかむといった多様な動作を実現しました。
この発見は、バイオハイブリッドロボットの設計に新たな道を開くものです。筋肉と人工構造の相互作用を最適化することで、より効率的で多機能なロボットの開発が期待されます。これにより、医療や製造業など、さまざまな分野での応用が考えられます。
今後の研究では、さらに多様な動作を実現するための筋肉と骨組みのデザインの最適化が求められています。また、実際の応用に向けた耐久性の向上も課題となります。



