アメリカのSouthwest Research Institute(SwRI)の科学者たちは、内側の主帯に位置する小惑星Donaldjohansonの回転に不規則な揺れがあることを発見しました。この小惑星は、通常の安定した回転ではなく、2つの軸を中心に回転しています。具体的には、地球時間で10.5日ごとに端から端まで回転し、26.5日ごとに水平軸を中心に揺れ動いています。
この研究は、Donaldjohansonがどのように宇宙空間を移動しているのかを理解するために行われました。従来の小惑星は、通常一つの軸を中心に安定して回転すると考えられていましたが、今回の発見はその常識を覆すものです。
研究チームは、NASAのLucy探査機によるフライバイ(接近通過)観測を通じて、この不規則な回転を確認しました。Lucy探査機は、太陽系の形成に関する手がかりを得るために、小惑星を詳細に観測しています。
この発見は、小惑星の動きや内部構造をより深く理解するための新たな視点を提供します。不規則な回転は、内部の質量分布や形状が通常の小惑星と異なる可能性を示唆しています。これにより、小惑星の進化や形成過程についての新たな仮説が生まれるかもしれません。
今後の研究では、Donaldjohansonの内部構造や質量分布についてさらに詳しく調べることが期待されています。これにより、小惑星の形成過程や進化についての理解が深まるでしょう。



