コーネル大学のスペースシステムデザインスタジオ(SSDS)の学生たちが、2つのユニークな光帆(ひかりほ)実験の結果を発表しました。この光帆はピザボックスより少し大きいサイズで、光子の運動量を利用して高速度で加速します。手のひらに収まるグラム級の小型宇宙機「チップサット」を搭載することで、光帆は自由に飛行することが可能になります。これらの光帆は、打ち上げ時にはキューブサットに折りたたまれ、展開時には完全に分離します。これにより、従来の太陽帆よりもはるかに小型で軽量化が実現しました。チップサットは地上との通信および操縦機能をすべて担い、質量とコストを大幅に削減します。
この研究は、宇宙探査の新たな可能性を示しています。光帆は、太陽光を利用して燃料を必要とせずに加速できるため、将来的には長距離宇宙探査において重要な役割を果たす可能性があります。さらに、チップサットのような小型宇宙機の活用により、宇宙ミッションのコストが大幅に削減されることが期待されます。
今後の研究では、光帆の耐久性や長期的な性能をさらに詳しく調査することが必要です。また、より大規模なミッションへの応用も視野に入れています。


