ろんぶんあつめ
南極の強力な海流の秘密
発表: 2026/4/6#地球

南極の強力な海流の秘密

南極環流の成り立ちがわかった

南極環流(なんきょくかんりゅう)は、地球(ちきゅう)のすべての川(かわ)を合わせた水(みず)の100倍以上の量(りょう)の水を運(はこ)ぶ、非常(ひじょう)に強力な海流(かいりゅう)です。この海流は、南極(なんきょく)大陸(たいりく)の周(まわ)りを流(なが)れ、陸地(りくち)に妨(さまた)げられることなく、地球の気候(きこう)システムにおいて重要(じゅうよう)な役割(やくわり)を果(は)たしています。最近(さいきん)、アルフレッド・ヴェーゲナー研究所(けんきゅうしょ)の研究チームが、南極環流がどのように、そしていつ形成(けいせい)されたのかを調(しら)べた研究(けんきゅう)が、アメリカの国立科学アカデミー紀要(こくりつかがくあかでみーきよう)に発表(はっぴょう)されました。この研究により、南極環流の成り立ちについて新(あたら)しい知見(ちけん)が得(え)られました。

わかったこと!

  • 南極環流が形成された時期や方法がわかった。

まだ わかっていないこと

  • 南極環流の影響が気候に与える具体的な影響はまだ不明である。

出典(しゅってん)

Phys.org: Earth's most powerful ocean current revealed (https://phys.org/news/2026-04-earth-powerful-ocean-current-revealed.html)

保護者の方へ(研究の背景と補足)
南極環流は、地球上で唯一、陸地に遮られることなく南極大陸を取り囲む形で流れる海流です。この独特な性質により、南極環流は地球の気候システムにおいて重要な役割を果たしています。具体的には、南極環流は温暖な水と冷たい水を混合し、地球全体の熱分布を調整しています。このプロセスは、地球の気候変動に対する自然の緩衝材として機能します。南極環流の形成は、約3400万年前に南極大陸と南アメリカが分離したことにより始まりました。この地理的な変化が、南極を取り巻く海流の自由な流れを可能にし、現在の気候システムに大きな影響を与えました。 また、南極環流は海洋生態系にも影響を与えています。例えば、栄養豊富な深層水を表層に運ぶことで、南極周辺の海域は生物多様性が豊かです。この現象は「アップウェリング」と呼ばれ、プランクトンの増殖を促進し、それがさらに魚類や海鳥、哺乳類の食物連鎖を支えています。これにより、南極環流は地球の生物多様性の維持にも貢献しています。

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