アメリカのジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)を用いた研究で、ビッグバンからわずか15億年後に存在した巨大銀河GN20に星形成バーがあることが発見されました。この発見は2026年5月14日にプレプリントサーバーarXivに投稿されました。

星形成バーは、銀河の中心を横切るように伸びる構造で、星の形成を促進する役割を持っています。しかし、これほど初期の宇宙で星形成バーが見つかることは予想外でした。通常、星形成バーは宇宙がもっと成熟した時期に見られるものと考えられていたからです。

研究チームはJWSTを使ってGN20を観測し、この銀河が極端にガスが豊富であることを確認しました。さらに、赤方偏移z=4.055の位置にあるこの銀河の中心部に、明確な星形成バーが存在することを突き止めました。この発見は、宇宙初期における銀河の進化に新たな視点を提供します。

この発見は、銀河の形成と進化に関する従来の理論を見直す必要性を示唆しています。特に、初期宇宙での星形成やガスの動きに関する理解が深まることが期待されます。

今後の研究では、このような初期宇宙での星形成バーの形成メカニズムや、その影響をさらに探ることが求められます。