ウミガメが地球の磁場を利用して広大な海を渡る可能性が示唆されました。新たな観察研究により、ウミガメがどのようにして長距離を移動するのか、その謎の一端が明らかになりました。

これまでの実験的な研究では、ウミガメが地球の磁場を利用して航海する可能性が示されていましたが、今回の研究は観察に基づくものです。研究者たちは、6匹のメスのアオウミガメに位置と方位を測定する装置を取り付け、彼らがインド洋を西に約1,600キロメートル移動する様子を追跡しました。

このために開発された衛星タグは、方位を10度以内、位置を100メートル以内の精度で測定できます。この装置は5年かけて特別に開発され、ウミガメの移動を詳細に記録しました。

この研究は、ウミガメが地球の磁場を利用して航海する可能性を強く示唆しています。これにより、ウミガメの移動パターンや生態系への影響をより深く理解する手がかりとなります。特に、ウミガメの保護や海洋生態系の管理に役立つ可能性があります。

今後の研究では、他の種や異なる環境でのウミガメの行動を調査し、地球の磁場を利用するメカニズムをさらに解明することが求められます。