NASAのSPHEREx(スペクトロフォトメーター・フォー・ザ・ヒストリー・オブ・ザ・ユニバース、エポック・オブ・リイオン化、アンド・アイス・エクスプローラー)ミッションが、これまでにない規模で星間氷を地図化しました。私たちの銀河系である天の川銀河の600光年以上にわたる領域をカバーしています。この氷は巨大分子雲の中に見つかりました。巨大分子雲とは、ガスと塵の広大な領域で、物質の密集した塊が重力で崩壊し、星が誕生する場所です。
この研究が行われた背景には、星や惑星の形成過程における氷の役割を理解するという目的があります。氷は、星形成の初期段階で重要な役割を果たすと考えられていますが、その詳細はまだよくわかっていませんでした。
研究チームはSPHERExを用いて、これらの巨大分子雲の中で氷の分布を調査しました。調査の結果、これらの雲の中に広がる氷の詳細な地図を作成することができました。この地図は、星形成の過程をより深く理解するための重要な手がかりとなります。
この発見は、星や惑星がどのようにして形成されるのかを理解する上で重要です。氷は、星形成の初期段階で化学反応を促進し、生命の基礎となる分子を形成する可能性があります。したがって、この研究は宇宙における生命の起源を探る手がかりとなるかもしれません。
今後の研究では、さらに詳細な氷の組成や、他の銀河での同様の現象の調査が期待されます。



