ろんぶんあつめ
古代の海での発見

Hidden Ancient Life Found in Deep Ocean

発表: 2026/3/8#生き物

古代の海での発見

深海で古代の生命の証拠を発見

モロッコの古代海底を調査していた科学者たちは、深海の堆積物に奇妙なしわのような模様を見つけました。この模様は、通常、浅い水の中で日光を好む微生物マットによって作られるものです。しかし、今回見つかった岩石は、光が届かない深い場所でできていました。そのため、別の説明が必要になりました。

調査の結果、科学者たちは化学合成微生物が古代の海の暗い深部で、マットを作っていた可能性があることを示す証拠を見つけました。化学合成微生物は、化学反応を利用してエネルギーを得る生き物です。これにより、光がない環境でも生きることができるのです。

この発見は、古代の海の生態系について新しい理解をもたらすものであり、深海でも生命が存在していたことを示しています。今後、これらの微生物がどのように生きていたのかをさらに調べることが重要です。

わかったこと!

  • 深海でも古代の生命が存在した可能性がある。

まだ わかっていないこと

  • 古代の微生物がどのように生きていたかは未確認である。

出典(しゅってん)

Rowan C. Martindale, Sinjini Sinha, Travis N. Stone, Tanner Fonville, Stéphane Bodin, François-Nicolas Krencker, Peter Girguis, Crispin T.S. Little, Lahcen Kabiri. Chemosynthetic microbial communities formed wrinkle structures in ancient turbidites. Geology, 2025; 54 (2): 173 DOI: 10.1130/G53617.1

保護者の方へ(研究の背景と補足)
今回の発見は、深海の生態系や生命の起源に関する理解を深めるものです。化学合成微生物は、光合成とは異なる方法でエネルギーを得る生物です。彼らは、硫化水素やメタンなどの化学物質を利用してエネルギーを生成します。このプロセスは、深海熱水噴出孔の周辺で見られることが多く、これらの微生物は、地球の初期の生命がどのように進化したのかを理解する鍵となっています。 化学合成は、地球外生命の可能性を探る上でも重要です。例えば、木星の衛星エウロパや土星の衛星エンケラドゥスの氷の下には、海が存在すると考えられており、そこでは光が届かない環境で化学合成が行われている可能性があります。 また、この発見は地質学的な観点からも興味深いです。深海堆積物のしわ模様の研究は、過去の地球環境を理解するための手がかりとなり得ます。こうした地層の分析は、古代の海洋環境や気候変動の歴史を解明するための重要な情報源です。これにより、現在の気候変動を理解し、未来を予測する手助けにもなります。

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