ろんぶんあつめ
海の真菌が藻類を攻撃

Ocean Fungus Discovered Killing Toxic Algae

発表: 2026/3/6#生き物

海の真菌が藻類を攻撃

新たな海洋真菌が藻類を殺す

科学者たちは、有害な藻類を攻撃して殺すことができる新しい海洋真菌を発見しました。この真菌は、オストレオプシス・オヴァタという有毒な藻類を感染させます。この藻類は、呼吸器や皮膚、目に刺激を与える毒素を作るため、注意が必要です。 この海洋真菌は、いくつかの異なる藻類の種類にも感染することができることがわかりました。また、花粉の上でも生きることができるため、他の海洋の寄生虫よりも適応性が高いと考えられています。 この発見は、海洋環境における有害藻類の管理に役立つ可能性があります。特に、有毒な藻類が増えると、海の生き物や人間に悪影響を与えることがあります。 今後、この真菌がどのように藻類に感染するのか、さらに詳しく調べる研究が計画されています。

わかったこと!

  • 新しい海洋真菌が有毒藻類を攻撃することがわかった。

まだ わかっていないこと

  • この真菌の感染メカニズムはまだわかっていない。

出典(しゅってん)

Núria Pou-Solà, Kensuke Seto, Alan Denis Fernández-Valero, Jordina Gordi, Esther Garcés, Albert Reñé, Maiko Kagami. Algophthora mediterranea , gen. et sp. nov.: Novel dinoflagellate- and diatom-infecting generalist marine chytrid from the Mediterranean Sea. Mycologia, 2025; 118 (1): 10 DOI: 10.1080/00275514.2025.2577604

保護者の方へ(研究の背景と補足)
海洋真菌の発見は、海洋生態系の管理に新しい視点を提供します。今回の研究で注目された真菌は、キュトリディオミコータ(Chytridiomycota)という非常に古い系統に属する微生物です。この系統の真菌は、一般に水生環境で見られ、他の微生物や植物に寄生することで知られています。特に、キュトリディオミコータはその適応能力が高く、異なる宿主に感染する能力を持つことが特徴です。 オストレオプシス・オヴァタのような有毒藻類は、赤潮と呼ばれる現象を引き起こし、海洋生物や人間に深刻な健康被害をもたらすことがあります。赤潮は、養殖業や観光業にも影響を及ぼすため、これを制御する手段の開発は重要です。今回の真菌の発見は、有害藻類の自然な制御手段としての可能性を示唆しています。 また、真菌が花粉上でも生存できるという特性は、陸上から海洋への物質移動の一例として興味深いです。花粉は風によって長距離を移動することができるため、真菌が花粉とともに広範囲に分布する可能性があります。このような特性は、真菌がどのようにして広域に適応し、分布しているのかを理解するための重要な手がかりとなります。

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