ろんぶんあつめ
星の謎を解明
発表: 2026/3/25#宇宙

星の謎を解明

50年の謎が解決された

目に見える星が、強いX線を放っていることが長い間の謎でした。日本のXRISM宇宙望遠鏡の観測によって、その正体が明らかになりました。この星は「ガンマカシオペイア」という名前で、実は隠れた白色矮星(はくしょくわいせい)が近くに存在していました。この白色矮星は物質を引き寄せて、非常に高い熱を生み出していることがわかりました。この発見は、50年間続いた謎を解決するだけでなく、予測されていた二重星系(にじゅうせいけい)の存在を確認することにもつながりました。二重星系とは、2つの星が互いに引き合っているシステムのことです。

わかったこと!

  • ガンマカシオペイアのX線は隠れた白色矮星から来ていることがわかった。

まだ わかっていないこと

  • 他の星にも同様の白色矮星が存在するかは不明である。

出典(しゅってん)

Yaël Nazé, Masahiro Tsujimoto, Gregor Rauw, Sean J. Gunderson. Orbital motion detected in γ Cas Fe K emission lines. Astronomy, 2026; 707: A334 DOI: 10.1051/0004-6361/202558284

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保護者の方へ(研究の背景と補足)
ガンマカシオペイアのX線放射の謎を解明した今回の発見は、天文学における重要な進展です。白色矮星は、太陽のような星がその寿命を終えた後に残る、非常に密度の高い星の残骸です。この白色矮星が近くの星から物質を吸い込むと、その物質は白色矮星の表面に落ちる前に加熱され、強いX線を放出します。これは、宇宙で見られるX線の一つの主要な発生源です。また、二重星系という概念は、宇宙における星の進化や相互作用を理解する上で非常に重要です。二重星系では、星同士が互いの重力によって影響を及ぼし合うため、単独の星では見られない現象が観測されます。ガンマカシオペイアのような系は、天文学者が星の進化過程や宇宙のダイナミクスをより深く理解する手助けとなります。さらに、XRISMのような宇宙望遠鏡は、地球の大気によって吸収されるため地上からは観測できないX線をキャッチするために設計されており、宇宙の高エネルギー現象を探るための重要なツールです。

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