ろんぶんあつめ
発表: 2026/4/9#地球

人類のオーストラリア到達

人類は6万年前にオーストラリアに到達した

最近の研究で、人類が約6万年前にニューギニアとオーストラリアに到達したことがわかりました。これは、これまでのいくつかの説よりも早い発見です。この研究では、母系(ぼけい)DNAの系統を調べることで、初期の旅行者たちが少なくとも2つの異なる移動ルートを使ったことが示されました。これにより、彼らが非常に高度な航海(こうかい)技術を持っていたことがわかります。この発見は、人類がどのように地球に広がったのかという長い間の謎を解明する手助けとなります。

わかったこと!

  • 人類は約6万年前にオーストラリアに到達したことがわかった。

まだ わかっていないこと

  • どのルートが最も主要だったかはまだわかっていない。

出典(しゅってん)

Francesca Gandini, Mafalda Almeida, M. George B. Foody, Nano Nagle, Anders Bergström, Anna Olivieri, Simão Rodrigues, Alessandro Fichera, Gonzalo Oteo-Garcia, Antonio Torroni, Alessandro Achilli, William Pomat, Zafarina Zainuddin, Ken Khong Eng, Tarek Shoeib, Teresa Rito, David Bulbeck, Sue O’Connor, Jarosław Bryk, Maria Pala, Michael J. Grant, Ceiridwen J. Edwards, Stephen J. Oppenheimer, Robert J. Mitchell, Pedro A. Soares, Helen Farr, Martin B. Richards. Genomic evidence supports the “long chronology” for the peopling of Sahul. Science Advances, 2025; 11 (48) DOI: 10.1126/sciadv.ady9493 Mafalda Almeida, Francesca Gandini, Teresa Rito, M. George Foody, Andreia Brandão, Marisa Oliveira, Anna Olivieri, Alessandro Fichera, Gonzalo Oteo-Garcia, Zafarina Zainuddin, Ken Khong Eng, William Pomat, Jarosław Bryk, Luísa Pereira, Helen Farr, Maria Pala, Stephen J. Oppenheimer, Martin B. Richards, Pedro Soares. Leveraging known Pacific colonisation times to test models for the ancestry of Southeast Asians. Scientific Reports, 2025; 15 (1) DOI: 10.1038/s41598-025-20856-3

保護者の方へ(研究の背景と補足)
この研究で用いられた母系DNAの系統解析は、ミトコンドリアDNA(mtDNA)を用いる手法です。ミトコンドリアは細胞の中でエネルギーを生産する小さな器官で、母親から子供にのみ受け継がれます。これを利用すると、母系の遺伝的な系譜を遡ることができるため、古代の人々の移動パターンを探るのに非常に有効です。約6万年前にニューギニアとオーストラリアに到達したことが示された今回の研究は、当時の人々がすでに高度な航海技術を持っていたことを示唆しています。これは、彼らが海流や星を使って航海していた可能性を示すものです。さらに、最近の研究では、これらの航海技術が後のポリネシア文化の発展にも影響を与えたと考えられています。ポリネシアの航海術は、星座や風、波のパターンを用いたもので、現代でもその技術が復興されています。こうした研究は、私たちの祖先がどれほど創造的で適応力があったかを再評価する手助けとなります。

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