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モササウルスは川にもいた

Giant Sea Monsters Lived in Ancient Rivers

発表: 2025/12/15#生き物

モササウルスは川にもいた

モササウルスが川にいた可能性がある

巨大なモササウルスが、恐竜時代の終わりに淡水の川に生息していた可能性があることがわかりました。これまでモササウルスは海にのみ住む捕食者と考えられていましたが、新しい研究によって川にもいたかもしれないと示されています。ノースダコタで発見された巨大な歯を分析したところ、モササウルスが川の生態系に適応していたことがわかりました。これにより、海が徐々に淡水化していた時期に、モササウルスが川にやってきた可能性があります。これらの巨大な爬虫類は、バスほどの長さに達することができ、表層近くで狩りをしていたと考えられています。溺れた恐竜を捕食していたかもしれないのです。この発見は、恐竜時代の生態系を理解する上で重要です。今後、モササウルスの川での生活についてさらに調べる研究が計画されています。

わかったこと!

  • モササウルスが淡水の川に生息していた可能性がある。

まだ わかっていないこと

  • モササウルスがどのように川で生活していたかはまだ不明である。

出典(しゅってん)

Melanie A. D. During, Nathan E. Van Vranken, Clint A. Boyd, Per E. Ahlberg, Suzan J. A. Warmerdam-Verdegaal, Jeroen H. J. L. Van der Lubbe. “King of the Riverside”, a multi-proxy approach offers a new perspective on mosasaurs before their extinction. BMC Zoology, 2025; 10 (1) DOI: 10.1186/s40850-025-00246-y

保護者の方へ(研究の背景と補足)
モササウルスは白亜紀後期に生息していた大型の海生爬虫類で、通常は海洋捕食者として知られています。今回の研究で使用された化学同位体分析は、歯や骨に含まれる酸素や炭素の同位体比を調べることで、その生物が生息していた環境を推定する手法です。この技術を用いることで、モササウルスの歯からその生息地が淡水環境であった可能性が示唆されました。淡水化のプロセスは、例えば海水が川や雨水と混ざることで起こります。これは地球の気候変動や地殻変動によって引き起こされることがあります。 また、モササウルスのような大型捕食者が淡水環境に適応した例は、現代の動物でも見られます。例えば、イリエワニは海水と淡水の両方で生息できる能力を持っています。モササウルスが川に適応した理由として、食料資源の確保や捕食者の競争を避けるためなどが考えられます。さらに、淡水環境で生息することで、海洋の変化に対するリスクを分散させることができたのかもしれません。 この発見は、恐竜時代の生態系が想像以上に複雑であったことを示しています。今後の研究では、他の化石記録や地質学的証拠をもとに、モササウルスの生活様式や環境適応についてさらに詳細が明らかになることが期待されます。

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