
発表: 2026/4/2#地球
カナダ北極の氷下湖
カナダ北極に33の氷下湖を発見
研究者たちは、カナダの北極地域にある氷の下に33の湖が存在することを示す初めての地図を作成しました。この研究では、過去10年間にわたる衛星データを使って、地球の表面の高さを調べました。ウォータールー大学を含む研究チームは、氷の下にある湖の水がどのように流れたり、貯まったりするかを詳細に追跡する方法を開発しました。この成果は『Cryosphere(クリオスフィア)』という学術誌に発表されました。これにより、氷河の下に隠れた水の動きがよりよく理解できるようになりました。
わかったこと!
- カナダ北極に氷下湖が33か所あることがわかった。
まだ わかっていないこと
- 氷下湖の水の動きが他にどのような影響を与えるかはまだ不明である。
出典(しゅってん)
Whyjay Zheng et al, Active subglacial lakes in the Canadian Arctic identified by multi-annual ice elevation changes, The Cryosphere (2026). DOI: 10.5194/tc-20-1699-2026
保護者の方へ(研究の背景と補足)
カナダ北極地域の氷の下にある湖を調査するために使用された技術は、アークティックDEMと呼ばれる衛星データを活用しています。DEMはデジタル標高モデルの略で、地球の表面の高さを正確に測定することができます。これにより、氷の厚さやその下にある湖の形状を詳細に把握することが可能です。氷河の下に湖が存在することは、氷の動きや融解の過程に大きな影響を与えます。氷河の下の湖は、氷の流れを潤滑する役割を果たすことがあり、これが氷河の速度や安定性に影響を及ぼします。さらに、これらの湖は気候変動の影響を受けやすく、氷河の融解が進むと湖の水量が変化する可能性があります。こうした研究は、地球温暖化が極地の氷河に与える影響を理解するために重要です。類似の研究として、南極大陸でも氷床下の湖の研究が行われており、これらは地球全体の海面上昇に関する予測に寄与しています。